メタボリックシンドロームの恐怖

メタボ=動脈硬化?

もともとメタボリックシンドロームという考え方が成立した背景には動脈硬化による循環器病を予防しようという考えが前提にあります。

メタボリックシンドロームの人の場合、動脈硬化の発症要因となる「肥満症」「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などの症状が重複して見られる場合があるため、メタボリックシンドロームをそのままにしておくと、動脈硬化を引き起こす危険性が非常に高いわけです。心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの循環機病は、前触れも無く発症することも多く、生命に関わったり後遺症の問題などもあります。そのため、メタボリックシンドロームの段階できちんと改善しておくことで、動脈硬化によるリスクを早めに回避することが必要なのです。

「症状が出ないから安心」は間違いです!

メタボリックシンドロームも生活習慣病もどちらも明確な痛みがあったりするわけではなく、「初期症状がわかりにくい」のが特徴です。そのため、気がついたらかなり病気が進行してしまっていたなんてことも。
生活習慣の改善が対策につながるのがメタボリックシンドロームです。まずは健康診断を受けるなどして、自身の状態がどのようなものか正確に把握し、早めに少しずつでも生活習慣を改善することがメタボリックシンドロームや生活習慣病対策には重要です。

子供にも広がるメタボリック

文部科学省の調査によると、6歳~14歳までの児童の肥満傾向児の出現率が、30年で約2倍になっているそうです。 食生活の変化(動物性脂肪の摂取増、ファストフード摂取機会増など)や、運動機会の減少など、様々な理由が挙げられますが、幼年期に肥満だった場合、成人期まで肥満状態が続くケースも多く、幼少期から食事や運動などの生活環境をきちんと整えることが非常に重要になっています。メタボリックシンドロームはすでに大人だけの話ではなくなりつつありますので、世代を問わず真剣に取り組まなければいけない問題になっています。